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大阪|PMS(月経前症候群)について
こんにちは!痛みや不調の改善はもちろん、再発しない身体作りが得意なまっすぐな鍼灸整骨院です。
今回はPMS(月経前症候群)についてお話させていただきます。
PMS(月経前症候群)とは、月経前になると現れる、心と身体の不調で、月経が始まると軽くなるか消失するものを言います。
PMS(月経前症候群)の身体に出る症状は、胸の張りや痛み、腹痛や腰痛や頭痛、むくみなどがあり、心にでる症状としては、イライラや不安、情緒不安定、抑うつや眠気、集中力の低下などがあり、自律神経の症状としては、めまいや倦怠感、食欲不振や過食などがあり、
症状は200種以上あると言われています。
日本では月経のある女性の70%以上が月経前に何かしらの症状があると言われています。
また、症状の出る時期によって4つのタイプに分けられます。
4つのタイプとは。
①月経の約1週前から症状が出て、月経開始と共に症状が治まる、1番多いパターン
➁排卵直後から月経開始まで症状が続くタイプ
③排卵前後で症状が出て1度治まり、また症状が出て月経開始まで続くタイプ
④排卵直後から月経が終わるまで症状が続く、最も長いタイプ
自分のパターンを知っておくだけでも対策が立てやすくなります。
PMS(月経前症候群)の原因は?
以前は女性ホルモンのバランスと考えられていましたが、現在では女性ホルモンのバランスだけでなく、脳の中枢である視床下部によるものとの考え方が主流になっています。
月経の仕組みとして、脳の視床下部から下垂体、下垂体から卵巣・子宮へと指令を出すホルモンがあり、それぞれがホルモンの分泌量をコントロールしあっています。
排卵から月経までの黄体期に卵巣からエストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)が多く分泌され、妊娠が成立しなかった場合、黄体期後半にエストロゲンとプロゲステロンの分泌が急激に低下して月経になりますが、この時に脳の視床下部と下垂体が対応しきれなくなる事でPMSが起こると考えられています。
視床下部は脳の中枢である為、自律神経が大きく乱れ、PMSの様々な症状が出ると言われています。
また、排卵日付近でも視床下部の働きが増える事も想定される事から排卵日付近に症状がでる方もいると考えられています。
PMSの対策
セルフケア
①バランスのいい食事を心がける
食事の摂り方で体重やむくみ、腸内環境に影響する事でPMSの症状を悪化させる事があります。特に血糖値を急激に上昇させる食べ物(チョコレートやケーキや果物、ジュース等)は避け、食物繊維の多い食事(穀類、豆類、芋類、野菜やキノコ等)を心がけ、腸内環境を整えましょう。
➁アルコールやカフェイン、塩分の高い物を控える
アルコールやカフェイン、塩分はむくみやイライラ、緊張感を高める作用があります。
症状が辛い時はなるべく控えましょう。
③普段から適度な運動をする
適度な運動は血行促進、免疫力の向上、睡眠の質が上がる、ストレス発散など様々な効果があり、PMSの症状を落ち着かせる効果があります。
④PMSダイアリーをつける
スケジュール帳や日記、スマホなどで記録を付け、どんな時にどれくらい辛いのか、自分の身体を知っておくことで対策が立てやすくなります。
薬物療法
経口避妊薬(ピル)を服用する事で女性ホルモンを安定化し、症状を落ち着かせる事が出来ます。
近年、低用量ピルや超低用量ピルも開発され、副作用も少なくなってきています。
当院でのPMSの対策
問診で月経についてお伺いします。
①周期が安定しているか
②月経が何日続くか
③症状はなにか、身体・心・自律神経症状のバランスと頻度
④症状の出る時期のタイプは何か
⑤睡眠の取り方
⑥食事の摂り方
⑦婦人科にかかっているか
⑧出産歴はあるか など
その後、セルフケアのアドバイスと、必要であればAPブレイン療法や骨盤・姿勢矯正、はり灸による施術をご案内させて頂きます。
月経のある女性にとって、PMSは毎月訪れる不快な症状ですが、きっちり対策する事で改善がみられるものです。
もし一人で症状を抱えて悩んでいる方がおられましたら、まっすぐ整骨院グループに一度ご相談ください。
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次回は、PMSに悩まれていた患者様の症例をご紹介させて頂きます。